SECTION 01
花火撮影の基礎
機材選び、カメラ設定、ピント合わせ。ここを押さえれば失敗写真は8割減ります。
1. 必要機材
- カメラ本体一眼レフ/ミラーレス。バルブモード対応必須
- 三脚重め・しっかりしたもの。河川敷は石・砂対策
- レリーズ/リモコン有線式 or リモコン。バルブ撮影必須
- 予備バッテリー最低2本。秋夜は冷却で消耗早い
- SDカード64GB以上推奨。連写するなら高速書込
- ヘッドライト(赤色LED)夜の操作。赤色は周囲のカメラマンに迷惑かけない
- レンズ広角14-24mm / 標準24-70mm / 望遠70-200mmを場面で
- ND/PLフィルター(任意)明るい花火の白飛び対策
2. 基本カメラ設定
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| モード | バルブ(B) / マニュアル(M) |
| ISO感度 | 100 (基本) / 200 (遠距離・強風時) |
| 絞り (F値) | F9〜F13 (基準 F11) |
| シャッタースピード | 2〜8秒 (バルブで開閉) |
| ホワイトバランス | 3500〜4000K 固定 (オートだと色被り) |
| フォーカス | マニュアル、無限遠手前で固定 |
| 手ブレ補正 | OFF (三脚使用時) |
| 長秒ノイズリダクション | OFF (連射に支障) |
| RAW記録 | ON (現像で大幅に救える) |
| ドライブモード | 1枚撮影 (連写不要) |
3. ピント合わせ手順
- 1打ち上げ前にライブビューを起動
- 2画面を10倍に拡大
- 3遠景の街灯/建物の明かりにMFで合焦
- 4ピントリングをテープで固定 (推奨)
- 5完全な無限遠より少し手前が正解 (レンズの繰り出し)
4. 構図の基本
- 三分割法花火を上から1/3、下に余白2/3、または逆に。会場の地上光を入れて立体感。
- 空の余白花火の打ち上げ高度はプログラムで変わる。最大玉に合わせて余白を広く。
- 上中下段を意識上段(大玉)/中段(中玉)/下段(虎・水中)。3段同時の大会では1枚に収める意識。
- 前景の活用観客のシルエット、橋、城、観覧車などを前景に置くと物語が生まれる。
よくある失敗 → 即修正
- ・全部AUTOで撮ったら真っ白に → 必ずM/Bモード
- ・三脚を伸ばさず手持ち → 100%ブレる、即三脚出す
- ・WBオートで赤に偏った → 3500-4000Kで固定
- ・連写モードのまま → 1枚撮影に戻す (バルブと干渉)